大阪での伝統芸能である「落語」を体験してみたいと思っていますか?
大阪の落語教室や観光スポットを探している方へ、おすすめの場所やイベント情報をご紹介します。
大阪で落語を聞ける場所や、観光も楽しめる方法。落語の舞台となった場所なども紹介します。
また、落語を実際にやってみたい人や子供に落語を聞かせたい人に向けての情報もまとめました。
気になるポイントのある人は、目次から直接気になるポイントだけ見てもらっても大丈夫です。
それでは、順番に紹介していきます。
大阪で落語の定席の寄席や劇場やホールを紹介
大阪で落語を連日開催していたり、定期的に開催している場所をここでは紹介していきます。
連日開催している場所として、
- 天満天神繫昌亭
- 動楽亭
などがあります。
定期的に開催している場所としては、
- 此花千鳥亭(千鳥橋)
- あべのハルカス寄席(天王寺)
- 心斎橋鰻谷寄席(心斎橋角座)
などがあります。
また年に1度以上落語会が開催されているホールとして
- サンケイホールブリーゼ
- なんばグランド花月
- SPACE14(心斎橋)
- TTホール(大阪城公園)
- SAYAKAホール(大阪狭山市)
などがあります。1つずつ簡単に紹介します。
大阪落語の定席
まずは、ほぼ連日開催されている大阪の定席から紹介します。
天満天神繁昌亭
2006年9月に戦後初の大阪の落語寄席として開設されたのが「天満天神繁昌亭」です。
毎日昼は寄席として、夜は独演会や勉強会などの貸館として運営されています。
昼の寄席興行は13:30~16:10の2時間40分の公演で10人の落語家とマジックや音曲漫談・漫才などを楽しめます。
詳細については、天満天神繁昌亭のアクセスは?スケジュールや開催時間、オンライン配信は?(駐車場やランチについても)で紹介していますので気になる方はチェックしてください。
動楽亭(新今宮)
動楽亭は、「そこまで言って委員会」や「ウィークエンダー」などのテレビ出演でも有名な桂ざこばが新世界(新今宮)に作った寄席です。
毎月1~20日までの米朝事務所所属の落語家が6人出演する寄席です。
開演時間は、14時から当日受付のみで木戸銭は2,500円です。
動楽亭についても、動楽亭(大阪)のチケット入手方法・アクセス・スケジュールの確認方法や当日の並び方で紹介しています。
詳しく知りたい人はチェックしてみて下さい。
此花千鳥亭(千鳥橋)
講談師・旭堂小南陵が此花区の千鳥橋駅にある此花住吉商店街に誕生させた寄席が「此花千鳥亭」です。
毎週月・水・木曜日に14時から1時間程度で3人の講談師・落語家が主演します。
此花千鳥亭についても此花千鳥亭は大阪のどの場所にあるの?アクセス方法は?講談やテレワーク寄席などのスケジュール確認方法もご紹介で紹介しています。
詳しく知りたい人はチェックしてみて下さい。
心斎橋角座
松竹芸能の常設劇場である「心斎橋角座」でも落語の公演は行われています。
月の6~8日開催されているのが「心斎橋鰻谷寄席」です。
13:00から開演で、10~11組の落語家・漫才師などが出演します。
木戸銭は、前売/当日ともに2,000円
お盆など記念興行となると料金が2,500円となる場合がある。
心斎橋角座については、心斎橋角座の場所は?座席表は?スケジュールは?はじめての人にもわかりやすく説明でも紹介していますので参考にしてください。
サンケイホールブリーゼ
西梅田にあるサンケイホールブリーゼでは、定期的に米朝事務所に所属する落語家による落語会が開かれます。
米朝一門会や独演会などが開催されています。
最寄り駅は、JR大阪駅や大阪メトロ四つ橋線・西梅田駅からとアクセスも便利な場所にあります。
キャパは912席、チケット料金は3500~4500円程度で開催されています。
なんばグランド花月
なんばグランド花月は吉本興業の直営劇場でほぼ毎日漫才や落語、新喜劇の楽しめる興行が行われています。
夜の部は、単独ライブや特別バージョンの新喜劇などが開催されていて、落語会も開催されます。
有名な興行でいえば、毎年8月8日に開催される桂文珍の独演会です。
なんばグランド花月についての紹介は長くなりますので、なんばグランド花月のアクセスやスケジュールの確認方法、チケット・座席のとり方(当日券・料金)、飲食は可能なの?で紹介していますので参考にしてみて下さい。
SPACE14(心斎橋)
SPACE14は、2020年に開業した心斎橋パルコ(PARCO)にできた劇場です。旧称は「そごう劇場」です。
落語会も頻繁に行われています。
2023年に3回目の開催となった「大阪落語祭」や女性初のNHK落語新人大賞を取った桂二葉の独演会などが開催されています。
TTホール(大阪城公園)
大阪城公園にできた3つのホールのうち真ん中のクラスの劇場がTTホールです。
大きいWWホールでは、ミュージカルやコンサートが開催されています。
小さいSSホールは、現在森ノ宮よしもと漫才劇場として運営されています。
TTホールは、コンサートやお笑いライブ、プロレスなど多彩な利用がされています。
落語会でも利用されています。第1回・2回の大阪落語祭では会場の1つとして利用されています。
TTホールの紹介についてもここでは長くなりますので、TTホール(cool japan park osaka)のキャパ・座席からの見え方は?アクセス・スケジュール・周辺のホテルや駐車場についてまとめましたで紹介しましたので参考にしてみて下さい。
SAYAKAホール(大阪狭山市)
SAYAKAホールは大阪狭山市にあるホールです。
年に1~2回大御所を呼んで落語会が開かれ、東京からの落語家が呼ばれることもあります。
落語会は大ホールで主に開催され、キャパは最大1,208人となっています。
アクセスもしやすく、南海高野線の「大阪狭山市」駅から徒歩3分の場所にあるので難波からなども行きやすい場所です。
以上が、大阪で落語会を多く開催しているホールとなります。
大阪で落語を聞ける場所は?どこで聞ける?
大阪に来たけれど、どこで落語を楽しめるのか?という疑問を持つ方もいると思います。
ここからは、大阪の場所別で落語を楽しむ方法を紹介します。
大阪・難波で落語を楽しむ
まずは、「ミナミ」の名所でも有名な繁華街・難波(なんば)で落語を楽しむ方法を紹介します。
多くの劇場がありましたが、最近では難波で落語を楽しめる場所も「なんばグランド花月」の1か所となってしまいました。
なんばグランド花月での落語会や独演会
なんばグランド花月は、365日基本的には休みなく毎日興行が行われている劇場です。
昼興行では漫才や新喜劇などが楽しめますが、落語もその1つに入っています。
昼の部の興行では
- 桂文枝(桂三枝)
- 桂小文枝(桂きん枝)
- 桂文珍
- 笑福亭仁智
- 桂小枝
- 桂かい枝
- 桂三度(世界のナベアツ)
なども出演
また、毎年8月8日には、桂文珍の独演会も夜に開催されています。
なんばグランド花月の詳細については、ここでは長くなりますのでなんばグランド花月のアクセスやスケジュールの確認方法、チケット・座席のとり方(当日券・料金)、飲食は可能なの?で紹介しています。
詳しく知りたい人は参考にしてみて下さい。
大阪・中之島で落語を楽しむには?
次に国立国際美術館などのある中之島で落語を楽しめる場所について紹介します。
フェスティバルホールでの落語会
最初は、中之島で一番大きな会場・フェスティバルホールです。
普段は人気歌手のコンサートなどが開催されますが、落語会なども開催されます。
出演者としては、立川談春など東京からの出演者の落語会が開かれることが多いです。
最大キャパは、2,734人と大きなホールになっています。
中之島会館
上で紹介したフェスティバルホールと同じ建物のフェスティバルタワーウエスト4階には「中之島会館」もあります。
キャパは最大284席となっています。
- 人間国宝桂米朝の息子でもある桂米團治が主宰する「中之島寄席」
- 米團治と同じ米朝事務所に所属する桂南光が主宰する「中之島南光亭」
などが定期的に開催しています。
中之島図書館では来ぶらり寄席が開かれている
また重要文化財にも指定されている中之島図書館では社会人落語の寄席「来ぶらり寄席」が3か月に1度のペースで開催されています。
木戸銭500円でメールか電話での事前予約制です。(80名の先着順)
大阪福島で落語を楽しむ
大阪最大の繁華街である梅田から1駅の福島には現在、落語を楽しめる場所がなくなっています。
周辺で落語を楽しめる場所を紹介します。
令和亭
阪神電車で福島駅から1駅の野田駅近くには、レンタルホール「大阪福島令和亭」があります。
イベントスケジュールは2020年で停止されているために、動向は不明ですが会場自体は現在も残っています。
収容人数は最大50名程度と小規模の会場となります。
月亭八方の運営していた八聖亭は閉館した
大阪福島は、「楽屋ニュース」でおなじみの月亭八方が生まれ育った町としても有名です。
福島に「八聖亭」という寄席小屋の誕生にも力を出していましたが、2018年3月末で閉鎖されてしまいました。
大阪日本橋で落語を楽しむ
難波の1駅となりでアニメグッズやIT関連商品を多く扱う町でもある日本橋には、国立文楽劇場があります。
国立文楽劇場
国立文楽劇場では、月に1回以上演芸会や落語・浪曲の独演会などが開催されています。
主に開催されているのが、3階にある「小ホール」での開催されています。
国立文楽劇場小ホールのキャパは最大159人です。
国立文楽劇場主催の「上方演芸特選会」などが開かれる。
「上方演芸特選会」は2200円で8組程度の落語や漫才、マジックなどが観られます。
大阪の神社で落語を楽しむ
大阪の神社で落語を楽しめる場所もあります。
落語の噺である「高津の富」でも有名な高津神社です。
高津神社の高津の富亭で落語を楽しむ
高津神社では、落語会を開催する場合には構内の建物が「高津の富亭」という名称に変わります。
高津神社は、近鉄の大阪上本町駅や大阪メトロ谷町九丁目駅が最寄駅になります。
高津富亭では、若手などが土日など勉強会や独演会が開催されています。
告知や情報については、主に主催者や出演する落語家さんからSNSなどで告知があります。
高津神社のホームページからではチェックできないので注意して下さい。
大阪の寺で落語を楽しむ
大阪のお寺で落語を楽しめるケースもあります。
よく落語会が開催されている場所に梅田にある「太融寺」があります。
太融寺で落語会を開催
太融寺は梅田からも近い場所でアクセスもしやすいお寺です。
不定期ではありますが、月に一度程度落語会が開かれています。
現在開催されている落語会を下に挙げます。
- 千朝落語を聞く会
- 出没ラクゴリラ (桂南天、林家花丸、笑福亭生喬、桂文三)
などが開催されています。
他にも落語会などが開催されています。
太融寺のホームページなどでは告知がなく、出演者のSNSなどからの情報発信となります。
大阪の落語会のスケジュールを確認
ここからは、よしもとの劇場や寄席以外の大阪の落語会の情報収集について紹介します。
網羅的にチェックする方法と落語会さんに分けてチェックする方法を紹介します。
落語界のスケジュールは「よせぴっ!」が分かりやすい
1ヶ月分の落語会の情報をチェックする方法としてはフリーペーパー「よせぴっ」を活用するのが便利です。
月末に発行されて、翌月以降の落語会の情報について日別にチェックできます。
「よせぴっ!ホームページ」からPDF形式でダウンロードしたり
落語会の会場などで配られることもあります。
此花千鳥亭や天満天神繁昌亭などで紙版を入手することもできます。
笑福亭鶴瓶の落語会の調べ方は?
できるなら有名な落語家の演目を聞きたい!という人もいると思います。
ここからは落語家ごとの落語会の調べ方を紹介します。
まずは、テレビでもおなじみの笑福亭鶴瓶の落語会をチェックする方法を紹介します。
公式のホームページである「つるべ.net」にてスケジュールをチェックするのが1番分かりやすいです。
逃さず公演情報を手に入れてチェックしたい場合には、チケットびあに会員登録して好きなアーティストに笑福亭鶴瓶を追加する方法もあります。
桂文枝の落語を大阪で観るには?
よしもとの大看板六代桂文枝(桂三枝)の落語会情報についてここから紹介します。
所属が吉本興業であるために、吉本興業のプロフィールページで予定をチェックするのが早いです。
欲しいチケットがよしもとの劇場などの場合はFANYチケットから予約して下さい。
よしもとの劇場以外にも、天満天神繁昌亭や神戸新開地喜楽館の昼公演にも出演することがあります。
FANYチケットにもお気に入り機能がありますので、フォローしておくと情報が届く場合もあります。
桂南光の落語を大阪で楽しむには?
桂南光も関西のテレビ界で活躍する落語家の一人です。
所属は米朝事務所になるので、イベント情報も所属事務所のホームページから確認するのが便利です。
独演会から寄席への出演情報も網羅されていますのでチェックしてみて下さい。
桂ざこばが立ち上げた寄席である新世界の動楽亭にも出演しています。
春風亭一之輔の落語を大阪で楽しむには?
続いては東京の落語家さんの大阪での公演をチェックする方法です。
まずは最近、笑点メンバーとして加入した春風亭一之輔さんの情報のチェック方法を紹介します。
一之輔さんは公式のホームページ「いちのすけえん」から公演情報をチェックするとよいでしょう。
大阪だけでなく、全国各地の公演もチェックできますので活用してください。
一之輔さんもチケットぴあなどでフォローしておくと、メールなどで情報が届きます。
立川志の輔の落語を大阪で楽しむには?
テレビやラジオでもおなじみの立川志の輔さんの落語界のチェック方法です。
志の輔さんも自身のホームページを持っていますので、スケジュールのページから確認するのが確認しやすいです。
スケジュールは地域別に分かれていますので、京都や神戸などの大阪の隣の県の情報もチェックできます。
またチケットぴあのお気に入りアーティストに入れておくと、メールなどで前売情報なども発信してくれますのでチェックしてみて下さい。
大阪観光には落語家さんと行くクルーズもある
大阪に来たから観光もしたいという人には、船に乗ってクルーズを利用する方法もあります。
一本松海運が運航する「落語家と行くなにわ探検クルーズ」です。
落語家さんが案内役で大阪市内を流れる川から大阪の街を見ることができます。
ユニバーサルシティポートと大正タグポートから出発して、約90分で周遊します。
コースは2つのルートがあります。
- 「川のゆめ咲線 中之島一周コース」(ユニバーサルシティポート~安治川~堂島川~大川~土佐堀川~木津川~タグボート大正着 10時発)
- 「中之島一周コ-ス」(タグボート大正発~木津川~堂島川~大川~土佐堀川~木津川~タグボート大正着 12時発・14時発)
以上の2つのルートです。
料金は、
- おとな3,500円
- 学生2,000円
- こども無料
2日前の予約で船内でお弁当を食べることもできます。(「なにわ水都御膳」2,000円)
大阪で落語の公演のチケットは?当日券は?
ここからは、大阪の落語の公演のチケットの入手方法について紹介します。
それぞれの落語会や寄席によって方法が変わってきますので、注意してください。
天満天神繫昌亭のチケット・当日券
天満天神繁昌亭のチケットは、チケットぴあなどで購入することができます。
見たい日程が分かっている人は、事前に確保しておくとよいでしょう。
当日券に関しては繁昌亭横に購入窓口がありますので、当日現地購入が可能です。
昼興行などの料金など詳細は、天満天神繁昌亭のアクセスは?スケジュールや開催時間、オンライン配信は?(駐車場やランチについても)にも記載してありますので参考にしてください。
動楽亭のチケット・当日券
新今宮の動楽亭の昼興行は当日支払いのみとなります。
会場前に現地で並んで料金を支払ってください。
夜の独演会や勉強会などは、出演者のSNSやメールで事前予約が必要な場合が多いです。
動楽亭について知りたい人は、動楽亭(大阪)のチケット入手方法・アクセス・スケジュールの確認方法や当日の並び方に書ききれない部分も記載していますので参考にしてみて下さい。
大きなホールでのチケット・当日券
大きなホールでのチケットは、チケットぴあやイープラスなどの開催公演によって予約方法は異なります。
会場のホームページや出演者のSNSなどでチェックしてみると良いでしょう。
当日券に関しては、劇場の窓口などで販売されていますが売り切れている場合は販売されないです。
どうしても見たい場合には前もってチケットを確保しておきましょう。
よしもとの劇場や主催イベントについて
吉本興業の劇場(なんばグランド花月など)では、独自のチケットサイトであるFANYチケットでの購入することができます。
落語家さんやコンビ名などでも検索が可能になっています。
すぐにチケットを入手したい場合には、ファミリマートのコピー端末を利用してチケットも発見できますので活用してください。
なんばグランド花月の詳しい情報を知りたい方はなんばグランド花月のアクセスやスケジュールの確認方法、チケット・座席のとり方(当日券・料金)、飲食は可能なの?にも書いていますので、参考にしてください。
大阪で子供が落語を楽しむ公演はある?
家族連れで落語を見たい人もいると思います。
ここからは、大阪で子供が楽しめる落語会を紹介します。
こどもだけ寄席(桂福丸・ラクゴニンジャ)
こどもだけ寄席は、桂福丸が主宰している落語会でお客さんの条件としてこどものみ参加できる落語会です。
毎年8月ごろ開催されています、同日には「ラクゴニンジャの夏まつり」など家族で楽しめるイベントも開催されています。
また「こどもだけ寄席」開催に向けての応援公演なども開催されています。
パペット落語(笑福亭鶴笑)
吉本興業・上方落語協会所属の笑福亭鶴笑は、パペット(人形)を使った落語で各地で公演を行っています。
天満天神繫昌亭や神戸喜楽館などに出演しています。
大阪のカルチャースクールで落語を習う(教室・講座・習い事)
落語を観ていて「自分もやってみたい!」という衝動に駆られた人も多いかと思います。
ここからは、大阪のカルチャースクールなどで開催している落語教室について触れていきます。
6カ月などの長期間の講座も多いです。
発表会などもセットになっている教室もあります、自分に合った教室でチャレンジしてみるのもよいでしょう。
2023年8月時点で実施している教室を上げてみると
- NHKカルチャー梅田教室
- 産経学園(梅田)
- ごりょんさんの会(茨木市)
などがあります。1つずつ紹介していきましょう。
NHK梅田カルチャー「桂文華のおもしろ落語塾」「林家染左の落語塾」
梅田にある「大阪梅田ツインタワーズ・ノース」17階にあるカルチャースクールNHKカルチャー梅田教室では定期的に落語教室が行われています。
主に4月開催と10月開催て半年間の受講となります。
2023年10月開講では2つの講座があります。
- 桂文華のおもしろ落語塾(第1・3火曜15:30~)
- 林家染左の落語塾(第1・3火曜18:30~)
が開催されています。
半年間で2週に1度開催の全部で12回、2時間の講座です。最後には発表会なども開かれています。
時間や落語家さんに合わせて講座を選んでみると良いでしょう。
受講料は、どちらも45,408円(税込み)です。
初めての受講の場合は、NHKカルチャーの入会金も必要となりますので、注意してください。(期間限定で入会金無料などのキャンペーンなども行われています)
産経学園「上方落語講座」(1・3水曜クラス)
NHKカルチャー梅田と同じ梅田駅からアクセスの便利なカルチャーセンターに「産経学園」があります。
産経学園には3か月間・全6回の講座の落語教室が開かれています。
講師は、笑福亭 笑五さんで第1・第3水曜19:00から90分で落語講座が開かれています。
受講料は、16,500円(税込)です。別に施設維持費として1,188円(税込)が必要になります。
産経学園の「上方落語講座」については、体験受講も2,750円(税込)で参加も可能です。
ごりょんさんの会(茨木市)
ごりょんさんの会は、茨木市男女共同参画センター(ローズワム)にて月に1回木曜日に開催される落語教室です。
講師は、日本ではじめての女流落語家である露の都が務めています。
毎月1回・木曜日 18:30~20:30で教室が開かれています。
発表会や、同じ場所の地下にあるワムホールで毎月第2日曜日に開催される「ワムワムらくご」で披露する機会もあります。
露の都さんに関しては、他にも堺市や東大阪市でも落語教室が開催されています。
露の都さんのホームページの「落語教室」に多くの落語教室情報が載っていますので、参考にしてみて下さい。
落語の舞台になっている大阪の有名な場所は?
落語の演目中に出てくる場所に実際に訪れてみたい!という人もいると思います。
ここからは大阪で落語の演目で有名になっている場所を紹介しましょう。
全部紹介すると長くなりますので、ここでは3つ紹介します。
- 高津神社(高津の富)
- 大阪天満宮(初天神)
- 一心寺(天神山)
3か所について軽く紹介します。
高津神社(高津の富)
昔の宝くじにあたる「富くじ」が開催されていた場所として出てくるのが上本町駅から近い高津神社です。
現在では、落語のネタとなった場所として敷地内の落語を聞ける「高津の富亭」という場所として貸館利用もされています。
大阪天満宮(初天神)
毎年1月25日に開催される年の初めのお祭りに行く親子の様子が描かれた「初天神」という演目で訪れるのが大阪天満宮です。
大阪天満宮近くには、上方落語協会の落語家が出演する寄席「天満天神繁昌亭」もあります。
寄席に立ち寄ったついでに大阪天満宮にお参りをしてみるのもよいでしょう。
天満天神繁昌亭については、天満天神繁昌亭のアクセスは?スケジュールや開催時間、オンライン配信は?(駐車場やランチについても)でも紹介していますので、詳しく知りたい人は参考にしてみて下さい。
一心寺(天神山)
天神山は、ヘンチキの源助という人物の主人公が「花見」に行かずに「墓見」に行くお話。
「墓見」ということで一心寺に出向くという話の舞台が、天王寺公園からも近い一心寺です。
一心寺では、独自の劇場「一心寺シアター倶楽」や「南会所」では浪曲の定席なども開催しています。
大阪で英語落語を楽しむには?
桂枝雀などがはじめたことで英語落語というのを大阪で楽しみたいという人もいらっしゃると思います。
現在では、桂かい枝さんをはじめ外国人落語家も増えてきており、定期的に落語会も開かれています。
主に開催されているのが、天満天神繁昌亭で季節ごとに開催されている落語会です。
天満天神繁昌亭にはついては、天満天神繁昌亭のアクセスは?スケジュールや開催時間、オンライン配信は?(駐車場やランチについても)で紹介していますので参考にしてみて下さい。
大阪で落語を楽しめるラジオは?
耳から落語を楽しむためにラジオを利用する人もいらっしゃるでしょう。
ここからは関西のラジオで落語を聞ける番組を紹介します。
- 日曜落語~なみはや亭~
- 内海英華のラジ関寄席
- 上方演芸会
- 朝も早よから桂紗綾です(金曜演芸もん)
それぞれの番組について紹介していきましょう。(番組は2023年9月現在)
日曜落語~なみはや亭~(ABCラジオ・日曜)
日曜落語なみはや亭は、朝日放送ABCラジオで毎週日曜9:00~9:45で放送されている落語番組です。
パーソナリティは、ABCテレビアナウンサーで神戸新開地・喜楽館で支配人を務める伊藤史隆シニアアナウンサー
毎週1~2本の落語を放送するのが基本で、不定期でゲストを招いてトークを行うこともある。
音源として主に使われている落語会は以下の通り
- ABCが主催する落語家「上方落語を聞く会」
- 「神戸新開地・喜楽館 元気寄席」
- 朝日放送ラジオ寄席ライブラリーからの音源
などが放送されている。
伊藤史隆が支配人を務めたり、放送音源として利用されている神戸新開地・喜楽館については別のページで紹介しています。
内海英華のラジ関寄席(ラジオ関西・土曜8:00~8:55)
内海英華のラジ関寄席は、ラジオ関西で毎週土曜8:00から8:55に放送されている落語番組です。
「神戸新開地・喜楽館」での昼席の落語を2本程度の放送とゲストによるトークによる構成となっています。
司会は、女道楽として舞台に立ったり、落語界で三味線を弾く内海英華。
上方演芸会(NHKラジオ・毎週土曜19:20~19:45)
上方演芸会は、NHKラジオで放送されている関西の演芸を楽しめる番組。
毎週2組程度の漫才などを楽しめる。現在は落語家の出演は少なくなっている。
NHKテレビでは毎週土曜5:10から放送されている「とっておき!朝から笑タイム!」にてNHK大阪ホールで収録された落語が放送されている。
朝も早よから桂紗綾です(金曜演芸もん・ABCラジオ金曜5:42ごろ~)
金曜演芸もんは、ABCラジオで毎週金曜に放送されている「朝も早よから桂紗綾です」内で放送されている演芸番組。
司会はABCアナウンサーの桂紗綾。
落語家や関西の演芸関係の人物を呼んで、トークを行っている。
収録の模様やアフタートークは、Youtubeでも配信されている。
以上が、関西で放送されている落語のラジオ番組となります。
落語を耳で聞く手段としては、オーディオブックなども普及しています。
などのサービスを利用すれば、いつでもどこでも落語を楽しむこともできます。
大阪で落語協会の祭りはあるの?
東京では、落語協会の「謝楽祭」や落語芸術協会の「芸協らくごまつり」などの感謝祭が開催されています。
大阪では、かつて「彦八まつり」という上方落語協会の感謝祭は開催されていましたが、2023年現在は開催されていません。
ここからは大阪の落語界の祭りについて紹介します。
彦八まつりはコロナの影響で開催の見通しが立たず
2019年までは、大阪にある生國魂神社(いくたまじんじゃ)という場所で毎年9月の「彦八まつり」という上方落語協会の感謝祭が開催されていました。
豪華出演者による奉納落語会や、落語家による出店ブースや住吉踊りやバンドなどのイベントなども豊富に開催されていました。
2020~2022年までは、オンライン開催となりました。
2023年にはついに開催自体の見通しが立たないという事情で開催が見送られることになりました。
大阪落語祭というイベントはある
新型コロナウイルスの影響で芸能関係の状況悪化を応援する形で、大阪市の援助を受けて「大阪落語祭」が始まりました。
1・2回目は年末に開催されており、3回目は、2023年2月に開催されました。
約1か月の期間中に、上方落語協会の落語家が大阪府下の劇場やホールで寄席が開催されました。
開催場所としては、
- なんばグランド花月
- 心斎橋角座
- TTホール
などで開催されています。
なんばグランド花月については、なんばグランド花月のアクセスやスケジュールの確認方法、チケット・座席のとり方(当日券・料金)、飲食は可能なの?で紹介しています。
心斎橋角座についても、心斎橋角座の場所は?座席表は?スケジュールは?はじめての人にもわかりやすく説明で紹介しています。
気になる人はチェックしてみて下さい。
大阪で落語が楽しめる旅館は?
落語と一緒に温泉や料理なども一緒に味わえたら最高なのに!と思う人のは、旅館などで開催される落語会に行くという方法があります。
大阪で落語を一緒に楽しめる施設としては、
- 高津の旅館「割烹 亀屋」
- 箕面温泉スパーガーデン
などがあります。簡単に紹介していきます。
高槻の旅館「割烹旅館 亀屋」
JR高槻駅からも近い旅館「割烹旅館 亀屋」では不定期に落語会が開催されています。
桂福團治や笑福亭松喬などのベテランの落語家や東京からの落語家も出演する落語会となっています。
メールでの予約が必要で50名限定。
木戸銭は3,800円です。(2023年8月時点では、当日払いのみ)
詳細は、割烹旅館 亀屋「亀屋寄席」ページを参考にしてみてください。
箕面温泉スパーガーデンではよしもと所属の落語家が出るイベント開催
箕面市にある温泉を楽しめる施設「箕面温泉スパーガーデン」では、日・祝に入場料だけでお笑いを楽しめる「突撃よしもとお笑いステージ」が開催されています。
12:30と15:00からの2回公演で毎回2組の芸人が出演してステージを行います。
基本的には漫才やコントなどのコンビとなりますが、桂小枝などの落語家も出演しています。
詳細は箕面温泉スパーガーデンのエンタメページを参考にスケジュールなどをチェックしてください。
箕面温泉スパーガーデンの利用には、チケット販売サイト「asoview!遊び予約・レジャーチケット購入サイト」を利用するとお得にチケットを購入できる場合もあります。
大阪で初心者にも行きやすい落語会や寄席は?
落語を楽しみたいけど、初めて行くのは怖いと思う人がいると思います。
ここでは、初心者にも行きやすい落語会や寄席を見つけるポイントを紹介します。
- 演目の分かっているもの
- 知っている落語家が出演している
- 寄席よりも独演会とか2人会などに行ってみる
などを参考にして公演を探してみて下さい。ポイントごとに紹介します。
演目の分かっているもの
最初のポイントは、「演目の分かっているもの」です。
天満天神繁昌亭や神戸新開地・喜楽館の昼席では出演者の表示だけで演目の記載がありません。
当日に前後の様子などを考えて自分のネタを決めるという寄席の習慣がありますので、演目というのは基本的には表示されていません。
初心者では知らない話も少ない状態ですので、まずは演目の表示されている公演を探して選んでみて下さい。
天満天神繁昌亭や神戸新開地・喜楽館でも朝席・夜席などでは演目を発表されているものもありますので確認して行ってみるとよいでしょう。
知っている落語家が出演している
次は、「知っている落語家が出演している」というポイントです。
同じく寄席の昼席では、知らない落語家さんもたくさん出てきます。
自分が知らない人へのハードルというのは笑いにくい状態になりやすいので、最初に行く場合にはテレビに出ているような落語家さんの落語会や寄席に行ってみるのをおすすめします。
チケットぴあなどで知っている落語家さんで検索してみて、公演に参加してみるのが無難です。
寄席よりも独演会とか2人会に行ってみる
上の2つの状態「演目の分かる」「知っている落語家」の条件を満たすものとして独演会や2人会に行ってみるという選択肢があります。
演目が発表されていて自分の知っている落語家さんのイベントというのは、楽しむための難易度も下がっています。
最初の一歩を簡単にして、より楽しめるようにまずは知っている演目で知っている落語家さんの公演を選んでみて下さい。
大阪と東京の落語の大きな違いは階級制度と「はめもの」にある
大阪の上方落語と東京の江戸楽の違いについて気になったことがある人もいると思います。
大阪と東京の落語の違いについて、ここでは2つ紹介します。
- 大阪には階級制度がない
- 「はめもの」という三味線や太鼓を使った演目が大阪にはある
大阪には「二つ目」「真打」などの階級制度がない
大阪には、東京の落語会のような「二つ目」や「真打」などの階級制度がありません。
前座というものはありますが、おおよそ入門して10年程度という期間で縛られています。
東京のように明確な基準がないために、「真打」だから師匠と呼ぶというような呼び方への判断も難しいです。
「はめもの」とは落語中に三味線や太鼓を使って効果音をつける噺
演目的な話としては、落語の演目中に三味線や太鼓を使って効果音やBGMを入れるお話が存在します。
三味線や太鼓を利用するお話を「はめもの」と呼ばれる場合もあります。
有名なお話として1年を振り返る時事ネタなども盛り込まれる「地獄八景亡者戯」
旅の途中で狐にだまされる旅人の滑稽噺である「七度狐」などがあります。
まとめ
ここまで大阪で落語を楽しむ方法についてまとめてきました。
大阪では落語を開催している場所もたくさんあります。
連日開催している場所として2か所
- 天満天神繁昌亭(南森町・大阪天満宮)
- 動楽亭(新今宮・動物園前)
定期的に開催している場所として3か所
- 此花千鳥亭(此花区)
- あべのハルカス寄席(天王寺)
- 心斎橋角座
年に1度以上落語会が開かれる場所は5か所
- サンケイホールブリーゼ(梅田)
- なんばグランド花月
- SPACE14(心斎橋)
- TTホール(大阪城公園)
- SAYAKAホール(大阪狭山市)
10か所紹介しました、スケジュールや観たい公演に合わせて訪れてみて下さい。
次に、地域別で落語を楽しむ方法を紹介しました。
「ミナミ」の愛称でも知られる大阪難波では「なんばグランド花月」での落語会や昼興行に出演する落語家を楽しんでください。
市役所などが存在する「中之島」では「フェスティバルホール」や「中之島会館」での落語会や、中之島図書館「来ぶらり寄席」での社会人落語など楽しめます。
梅田から1駅の福島には現在落語を楽しめる場所がありませんが、となりの海老江駅ちかくの「大阪福島令和亭」というレンタルホールがあります。
オタクの聖地としても有名な大阪日本橋には「国立文楽劇場」があります。
3階の小ホールにて「上方演芸特選会」や独演会など開催されてます。
大阪のお寺や神社で落語を楽しむ方法も紹介しました。
- 高津神社での落語会(上本町・高津の富亭)
- 太融寺での落語会(ラクゴリラ・梅田)
つづいて、大阪の落語会のスケジュールを確認する方法を紹介しました。
関西の落語情報を集めたフリーペーパーである「よせぴっ!」が便利に活用できます。
有名な落語家さんについては、所属事務所や公式ホームページなどの情報を活用するとよいでしょう。
チケットぴあでアーティストのお気に入り登録をするという方法も便利です。
大阪で落語と一緒に観光も楽しみたい人には、「落語家と行くなにわ探検クルーズ」を紹介しました。
約90分のコースが2つ用意されています。3,500円で乗船可能で、お弁当も予約すれば食べながら船を楽しむことができます。
大阪で子供向けの落語についても紹介しました。子供向け落語をする落語家さんとして2名
- 桂福丸(こどもだけ寄席・ラクゴニンジャ)
- 笑福亭鶴笑(パペット落語)
子供に落語を楽しませたい場合にはお二人の落語会を選択肢に入れてみてください。
落語を観るだけでなく、実際にやってみたいという人に落語教室やカルチャースクールについて紹介しました。
- NHKカルチャー梅田教室
- 産経学園(梅田)
- ごりょんさんの会
などを紹介しました。
大阪で落語の舞台となっている場所も紹介しました。
- 高津神社(高津の富)
- 大阪天満宮(初天神)
- 一心寺(天神山)
以上の3か所です。そのほかにも舞台となっている場所もありますので、機会を見つけて街歩きを楽しんでみてもよいでしょう。
普通の落語だけでなく、英語を楽を楽しみたい方法についても紹介しました。
桂かい枝さんが中心となり、最近では外国人落語家も増えています。
3か月に1度のペースで天満天神繁昌亭で英語落語の会も開催されています。
大阪で落語をラジオで楽しむ方法も紹介しました。
- 日曜落語~なみはや亭~(ABCラジオ・日曜9:00~)
- 内海英華のラジ関寄席(ラジオ関西・土曜8:00~)
- 上方演芸会(NHKラジオ・土曜19:20~)
- 金曜演芸もん(ABCラジオ「朝も早よから桂紗綾です」内・金曜5:42ごろ~)
があります。最近ではオーディオブックなども普及していますので、
などのサービスを活用すると耳でも落語を楽しめます。
大阪での落語にまつわる祭りについても紹介しました。
- 「彦八まつり」(上方落語協会の感謝祭)は、2023年の開催見通し立たず
- 「大阪落語祭」という大阪府下のホールでの落語会が開かれている
大阪の落語関係の祭りについて、以上の2つのトピックについて紹介しました。
落語初心者の方の公演の探し方についても紹介しています。
初心者に合った落語会の選び方としてはポイントを3つ紹介しました。
- 演目が発表されている公演を選ぶ
- 知っている落語家の出演している公演を選ぶ
- 通常の昼興行でなく、独演会や2人会を選ぶ
以上のポイントを考慮して、選んでみると楽しめるハードルがさがりますので参考にしてみて下さい。
最後に、大阪と東京の落語の違いについて紹介しました。
違いについては2つのトピックを紹介しています。
- 大阪には「二つ目」「真打」などの階級制度がない
- 大阪には効果音やBGMを入れる「はめもの」と呼ばれる演目がある
違いを楽しみながら上方落語を楽しんでみるとよいでしょう。
大阪の落語についてまとめてきました。あとは劇場や寄席に出向いて落語を楽しんでいただけると魅力がわかると思います。
ここで紹介した劇場については、「関西お笑い鑑賞ガイド」でも紹介している劇場もありますので楽しむ前に確認したい人はリンクなどで詳細を見てから足を運んでみて下さい。
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