大阪でお笑いの定番と言えば吉本興業をイメージされる方も多いと思いますが、他事務所の芸人も多く活躍しています。
ここでは吉本興業以外の芸人さんを楽しむことができる劇場を紹介します。
松竹芸能のお笑いを楽しむには「心斎橋角座」
最初に紹介するのは、松竹芸能所属の漫才・コント・落語を楽しむことのできる心斎橋角座です。
昼間は落語を中心にした「鰻谷寄席」が平日を中心に開催され、夜は若手のバトルライブや単独ライブが開催されています。
心斎橋角座については、「心斎橋角座の場所は?座席表は?スケジュールは?はじめての人にもわかりやすく説明」で紹介していますので参考にしてみてください。
なんば紅鶴・なんば白鯨
千日前の老舗レジャービルの2階のスナックやバーが立ち並ぶ場所に
できたライブハウスが白鯨と紅鶴です。
主にインディーズの芸人による大喜利やライブが開催されています。
まれに吉本の芸人によるライブも開催れている場合もあります。
吉本以外の落語家・講談師が出演する大阪の寄席
続いて、吉本以外の落語や講談を楽しめる寄席を紹介します。
神戸にある寄席も含めて4つ紹介します。
- 天満天神繁盛亭
- 動楽亭
- 此花千鳥亭
- 神戸新開地・喜楽館
の4つです、順番に紹介していきます。
天満天神繁昌亭(大阪・天満)
上方落語協会が作った寄席で毎日公演が行われる。
上方落語協会に所属する落語家を中心に出演するので吉本・松竹・米朝事務所など垣根を超えたラインアップを楽しめる。
日時によっては、東京からのゲストや笑福亭鶴瓶などの上方落語協会の上役の飛び入りなども楽しめる。
動楽亭(新世界・新今宮)
通天閣のある新世界の近くにも寄席「動楽亭」が誕生しています。
席亭はテレビでもおなじみの落語家・桂ざこば。
毎月1日から20日にかけて14時から寄席公演が開催されており、繫昌亭と同様に夜は独演会や勉強会が開催されています。
動楽亭の詳しい説明は、「動楽亭の寄席案内」にて紹介していますので、そちらも参考にしてみてください。
此花千鳥亭(此花区・千鳥橋)
2019年に講談を中心として寄席として開設されたのが阪神なんば線「千鳥橋」駅近くに誕生した「此花千鳥亭」です。
女流講談師・旭堂小南陵を中心にDIYで作り上げた小屋として話題を呼びました。
2022年は毎日11時から1時間公演「365日千鳥亭」にて連続ものの講談を中心に3名の講談師・落語家が出演する公演も開催しています。
此花千鳥亭については、「此花千鳥亭は大阪のどの場所にあるの?アクセス方法は?講談やテレワーク寄席などのスケジュール確認方法もご紹介」でも紹介しています。
神戸新開地・喜楽館(兵庫)
最後に大阪でなく兵庫になりますが、神戸に誕生した寄席「喜楽館」を紹介します。
天満天神繫昌亭と同じように上方落語協会のメンバーを中心の出演する寄席として、365日連日昼は寄席公演を開催、夜は独演会や勉強会が開催されています。
喜楽館については、「神戸新開地・喜楽館のチケットや座席のとり方、昼席や元気寄席などのスケジュール確認方法」でも紹介していますので参考にしてみて下さい。
大阪のインディーズのお笑いライブ
最後に紹介するのが大阪のインディーズのお笑いライブについてです。
2022年現在で開催されているライブを中心に紹介していきます。
ここでは、
- 30分600円 ZAZAお笑いライブ
- コメディスタジアム&Cマン
- 笑の匠GP
- 底上げライブ
- BAR舞台袖(心斎橋)
- バトルZAライブ
- キタイ花ん
について紹介します。
30分600円 ZAZAお笑いライブ
道頓堀ZAZAお笑いライブは、上演時間30分・600円で見ることのできるライブです。
観光地として有名な道頓堀にあるライブハウス「ZAZA Pocket’s」にて不定期に開催されています。
1日5回公演で、11:30,12:30,13:30,14:30,15:30の5回公演で各回30分の公演が行われています。
- 松竹芸能所属の芸人を中心として関西演芸協会のメンバー
- 即興コント集団:ジャムコント
- 関西のお笑い芸人の事務所スパンキープロダクションの所属芸人
などが日替わりで出演しています。
- 大阪メトロなどの一日乗車券付き「大阪周遊パス」
- 大阪の観光施設などが無料で入れる「楽遊パス」
などを利用すれば、無料で見ることもできます。
コメディスタジアム&Cマン
コメディスタジアムは、毎月最終土曜に阿倍野市民学習センターで開催されているインディーズのお笑いライブです。
インディーズライブとしての活動も古く1999年から活動しています。
過去に出演していたコンビとしては、
- M-1チャンピオンでは、ミルクボーイや霜降り明星(粗品のピン芸としても出場)
- M-1ファイナリストの、和牛や金属バット
- THE WファイナリストであるAマッソやにぼしいわし
なども出演しています。
コメディスタジアムの概要(入れ替え制度について)
客席投票により、3軍制となっており
- 4分ネタを披露できるレギュラー組
- 2分ネタを披露できる2分組
- 1分ネタを披露できる1分組
上位3組程度がネタ披露時間が増える上位クラスに昇格し、
下位3組程度がネタ披露時間げ減る下位クラスへ降格となり
翌月のライブでのネタ披露時間が変更となる。
また、上位の入れ替えバトルの他に当日の客席投票により2分組・1分組に主演できるネタバトル「C☆マン」も開催される。
「C☆マン」上位3組程度が2分組に出場でき、2分組以外の9組程度が1分ネタに出場できる
コメディスタジアムを見るには?
コメディスタジアムを見るには、
- メールフォームから事前申し込みをする
- 当日会場に行く
の2つがあります、メールフォームはコメディスタジアムのホームページにあります。
申込みをすれば、前売料金での入場できます(400円)
申込みは公演当日の昼まで受付されていますので、見に行く日程が決まっている場合は事前に申し込みをすればお得に鑑賞ができます。
また、当日支払いによる観覧も可能です。
開場時間に阿倍野市民学習センターに行き、当日支払いにて観覧することも可能です。
当日行けるかどうかわからないという場合には、当日支払いを利用してみましょう。
笑の匠GP
笑いの匠GPは、大阪日本橋のイベントスペース「日本橋UPs」で行われるインディーズのお笑い賞レースです。
3カ月の間に予選を5回行い、各予選の上位3組による決勝が行われます。
基本的には隔週火曜日の18:30開場/19:00開演
入場料は、予選500円/決勝1,000円(どちらも1D付)となっています。
笑の匠GPが開催される「日本橋UPs」の行き方
日本橋UPsは、なんば駅より徒歩10~15分程度、大阪メトロ堺筋線・恵美須町駅より徒歩10分のところにあります。
日本橋のオタロードを南下して、左手方向に見えてくる業務スーパーを目安に行ってみるとわかりやすいでしょう。
住所:大阪府大阪市浪速区日本橋西1-4-16 です。
底上げライブ
底上げライブは心斎橋で月に1度開催されるインディーズのお笑いライブです。
M-1、R-1などのお笑いの賞レースへのネタ強化を目的としたライブとして開催されています。
15組ほどの出演者が、3分ネタを3ブロックの分けて行い、観客投票を行います。
その後、30秒ネタを全組が披露する1組が2ネタ披露するライブになっています。
会場は、大阪市中央区心斎橋筋2-3-12 ダイヤモンドビル3階(普段は、ホストクラブ「大阪男塾」となっていますので、ビルの表記も「大阪男塾」となっています)
最寄り駅は、難波駅で道頓堀の方向に歩き、川を越えて宗右衛門町に入ったところにダイヤモンドビルがあります。
入場料は、1,000円
ジョイプロジェクトライブ
ジョイプロジェクトは、2006年から行われているインディーズのお笑いライブです。
現在は、道頓堀にあるZAZAPocket’sや先ほど紹介した「笑の匠GP」も開催している日本橋UPsで開催されています。
メインのライブ「ジョイパーク」では、出場する芸人が3分間のネタで競い合うライブを行っています。入場料金は1,000円。ZAZAPOCKET’Sにて開催しています。
また、「ジョイパーク」の出場権をかけた「ジョイパークトライアウト」も開催しています。
トライアウトでは2分間のネタを出場する芸人が披露してメインライブ「ジョイパーク」の出場権をかけて競います。
入場料金は、会場により異なります。
- 道頓堀ZAZAPocket’sの場合は、800円
- 日本橋UPsの場合は、料金500円にワンドリンク代500円が必要
となります。
BAR舞台袖(心斎橋)
お笑い芸人を応援するというコンセプト「BAR舞台袖」は2020年6月にアメリカ村のオープンしました。
通常のBAR営業の他に、関西のお笑い芸人によるライブも開催されています。
舞台袖では、「二足のわらじ」という他の仕事をしながら芸人活動を続けている人を対象にしたバトルライブなども開かれています。
大阪市中央区西心斎橋2-14-16 D.T.2ビル3F
バトルZAライブ
お笑い芸人を応援するというコンセプト「BAR舞台袖」は2020年6月にアメリカ村のオープンしました。
通常のBAR営業の他に、関西のお笑い芸人によるライブも開催されています。
舞台袖では、「二足のわらじ」という他の仕事をしながら芸人活動を続けている人を対象にしたバトルライブなども開かれています。
大阪市中央区西心斎橋2-14-16 D.T.2ビル3F
>バトルZAライブ
バトルZAライブは、道頓堀で不定期に開催されるインディーズのお笑いライブです。
会場は、道頓堀のZAZAPocket’sや本町にある中央会館などで開催されています。
公演時間は、約2時間で25~40組前後の3分ネタを見ることが出来ます。
ネタ強化をコンセプトに、スタッフの審査と当日の観客の笑いの量に対して100点満点で評価され順位が発表されます。
キタイ花ん
ネタに定評のある芸人が3分ネタを披露し、観客投票によって順位の決まるライブです。
一位の芸人さんは賞金と次回MCの権利が贈られます。
200回以上続くインディーズライブとして定着しています。
以前は、大滝エージェンシーという芸能事務所の主催でしたが、事務所の解散に伴いバトルZAライブと同じキューナナプロジェクトが運営しています。
会場は、あべのハルカスにある劇場「あべのSPACE9」です。
まとめ
大阪にも吉本以外のお笑いを楽しめる劇場はたくさん存在します。
松竹芸能所属の芸人が出演する「心斎橋角座」
上方落語協会の落語家などが出演する寄席としては、
- 有名な落語家も出演する大阪の寄席「天満天神繁昌亭」
- 神戸に復活した寄席「神戸新開地・喜楽館」
- 講談の寄席として誕生した「此花千鳥亭」
- 桂ざこばが席亭を務める「動楽亭」
などもあります。
大阪のインディーズのお笑いを楽しみたい場合は、
- 道頓堀でお笑いを楽しめる「30分600円ZAZAお笑いライブ」
- ミキや和牛なども出演経験のある「コメディスタジアム&Cマン」
- インディーズのお笑い賞レース「笑の匠GP」
- 賞レースの出場に向けて月に1度開催する「底上げライブ」
- 芸人を支援する「BAR舞台袖」
- ネタ強化を目的にした「バトルZAライブ」
- 伝統あるインディーズライブ「キタイ花ん」
などがあります。
いずれもホームページやSNSなどで情報発信もされています。
気になる方は、一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
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